- 流れ
- ながれ【流れ】※一※ (名)(1)流れること。
「水の~が速い」「空気の~」
(2)流れる水。 流れる川。「~を渡る」
(3)時の経過や時間に伴う物事の移り変わり。 続き具合。「歴史の~」「会議の~」「試合の~が変わる」
(4)物事の継続的な動き。 特に, 人や車のゆきき。「人の~」「車の~がよくなる」
(5)杯の酒のしたたり。 飲み残しの酒。「お~を頂戴する」
→ お流れ(6)血のつながり。 血すじ。 また, 流派の系統。「源氏の~」「凡そ弘法の~に広沢, 小野の二あり/正統記(宇多)」
→ 流れをくむ(7)会合などを終えた人々の群れ。「忘年会の~」
(8)傾向。 かたむき。「機械化の~には抗されぬ」
(9)質物を受け出す期限が切れて所有権がなくなること。 また, その質物。「質~」
(10)(「おながれ」の形で)計画や予定が中止になること。「旅行がお~になる」
→ お流れ(11)屋根の棟から軒先までの傾斜。 また, その面。「片~の屋根」
(12)流浪。 さすらい。「~の身の上」
(13)庭園内に設けた流水を楽しむ景。→ 遣り水※二※ (接尾)助数詞。 和語の数詞などに付いて, 旗・幟(ノボリ)などを数えるのに用いる。「二(フタ)~の旗」
~に棹(サオ)さす棹を操って流れに乗って舟を進める。 機会をつかんで時流にのる。 物事が順調にはかどる。~に耳を洗う⇒ 潁水(エイスイ)に耳(ミミ)を洗う~を汲(ク)・むその系譜や流派に連なる。 その系統に属する。「ロマン派の~・む」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.